不動産市場の活性化を図ることが先決。仮に四千万~五千万円がその値段なら、それに合った物件を売ることです。かといって、いままでのように、低予算だからといって壁を薄くしたりする手抜き工事をやってはいけない。不動産業も商売なのですから、消費者ニーズに合った品物をオーダーメイドすることですよ。これまでの不動産業界は、客を見なさ過ぎましたよ。自分たちの勝手な原価主義で値段をつけて、それを客に押しつけてきた。これからは、それではやっていけません。いまの不動産業界は、まな板の上の鯉ですよ。まず、客の信用を得ることが先決。そこから市場が活性化する。商売は、その先ですよ。良識のある不動産業者は、みんなそう思ってますし、そうしないと、不動産業界は、生き残れないでしょう。まことに不思議な人物がいる。時折、酒場で会うのだが、ここ三、四年、半年もすれば住居を替え、しかもその住居がいずれも都内の一等地にある一軒家か高級マンションの一室。サラリーマンには見えないが、かといって事業家などの高額所得者にも見えない。いつもひょっこり顔を出しては、カウンターに愉快に陣取っている。
不動産市場
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